和太鼓のミニチュアの作り方 その5
この記事は?
引き続き和太鼓の「面」を作ります。今回は成功例です。
和太鼓の「面」、ミニチュアではどう作るか(take.2)
前回は本物の作り方に寄り過ぎた感があるので、今回は見栄え重視でとにかく「ちゃんと和太鼓に見える形状づくり」を優先させました。
まず、前回心が折れた「耳」作りから。
模型用のエポキシパテを練って薄く伸ばし、15分ほど待ってから切れ目を入れ、剥離剤がわりの白色ワセリンを塗ったあと、3mmプラ棒を差し込みました。
「耳」の数は特に決まりがないようなので、かといって思いつきのこの作り方が一発成功の保証もないので、ちょっと多めに作っておきます。
硬化後、中性洗剤でワセリンを落とすようよく洗います。
部品の状態の写真がなかったのでいきなり半完成写真から。
「面」の表面は1.0mm厚のタミヤプラバン。確実に平面が出せるため。
側面は「耳」に使ったものとおなじエポキシパテを接着剤代わりにプラバンの周りに配置し、耳と耳のあいだもまたエポキシパテを盛って伸ばす。以上の工程は現物合わせで先に作った「胴」に乗せた状態でおこなうので、パテ硬化後はがれやすいように、クッキングペーパーをマスキングテープで貼って保護しています。
あとはパテの硬化を待つ、ヤスリがけでなるべく自然な平面にする、凹みは各種パテや接着剤などで埋める、硬化を待つ、ヤスリをかける・・・の繰り返し。
パテはエポキシパテのほか、以前の記事で使った木部補修用パテや、瞬間カラーパテや黒い瞬着にベビーパウダーを混ぜて硬化速度を早くしたものなど、面積や目的に応じて4~5種類ぐらい使ったかな。このへんは自分の所持してるものや予算と相談して。
できあがったものがこちら。サーフェイサーと下地にシタデルカラースプレーのレイスボーンを吹くとこまかいキズはわりとわからなくなりました。
なお上の「耳」製造写真からこの「面」がひとつ完成するまで20日かかってます。20日間ずっとヤスリがけと穴埋めの繰り返し。がんばりました。
このあと2枚目の「面」も同じようにヤスリがけ・穴埋め・サフ吹き・塗装をして、ようやく和太鼓の大部分が見えてきました。
おわりに
特に気をつけて写真を残すようにしていた工程はこの「胴」と「面」の2つだったので、次回はほかに残っている写真からほかの部分の作り方を文章で解説して終わりになると思います。
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