和太鼓のミニチュアの作り方 その2
この記事は?
和太鼓のミニチュアの続きです。こまかい前フリは「その1」を参照のこと。
前回は太鼓の「胴」の中身ができたので、外側を作っていこうと思います。
ミニチュアの太鼓の胴の外側はどう作るか
前回参考にした動画では、ボンドが乾いた新聞紙の上に漆を塗っていましたが、自分が肌が弱く漆塗りに不安があったのと、置物とはいえある程度の強度を確保したかったので、半液状のパテを塗り重ねて強度と厚みを増すことにしました。
まず下準備として、新聞紙を重ね貼りする段階で、空気が入ったりしてちょっと無視できないほど大きなくぼみができた部分に、セメダインの「木部用エポキシパテ」を盛って段差をなくします。
このあと別のパテを厚盛りすると隠れてしまうので、硬化後に削ったりしなくていいです。 続いてセメダインの「木部補修用木工パテA」を、付属のヘラを使いまんべんなく塗っていきます。このパテは模型用ラッカーパテのような半液状でありながら、乾燥時間がとても早く、匂いも少ないといういいことづくめな評判を聞き、なおかつ「木部補修用」というくらいだから硬化後は水性塗料で塗装できるだろうという目論見で選びました。
ようやく丸太をくりぬいた胴のような風格が出てきました。 参考までに、直径・奥行きとも約20cmの胴にパテを2回重ね塗りするのに、同パテ120ml入のチューブを1と1/4本程度消費しました。通販サイトのレビューによると、いちど開封するとフタを閉めていても時間とともにチューブ内で固まっていくという話もあるので、なるべく一回の工作で使い切れる量を買ってくるのがいいようです。
このあと木工用の小刀で目立つ突起を荒削りし、DIY用の電動サンダーでやすりがけし、水性ウレタンニスを塗り、あとは木目風塗装をして胴の完成。。。といきたかったのですが。
ウレタンニス、木目風塗装(途中)まで進んだところで、ちょっと無視できないひび割れを4,5箇所発見。 木部補修用パテについてのレビューやブログを調べてみたところ、半液状ゆえに乾燥する際にパテから抜けた水分を下地が吸い込むことにより収縮、割れが生じることがある、というのが有力な原因説。パテの下は新聞紙なので、そりゃあ水分を吸うでしょうとも。
見て見ぬふりして塗装まで進んだのにと思いながらも、ここで一旦修正作業に入ります。
まずナイフでひび割れ部分を切り取りました。
ここに木部補修用パテを埋めてもまた同じことの繰り返しなので、今度は水分を吸収しにくい下地を作ります。
作業のはじめに新聞紙のへこみを埋めるのに使った「木部用エポキシパテ」に再登場してもらいました。すくなくとも新聞紙よりは水を吸わないはず。 エポキシパテが硬化したあと、再び木部補修用パテを塗り、硬化後ヤスリがけをして数日様子を見ましたが、最初のようなひび割れは起きませんでした。おわりに
すでに写真では木目風塗装がほどこされている箇所もありますが、次回あらためて胴の塗装にはいります。
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